[孤独死] ブログ村キーワード本当は昨日の続きを書きたかったのだけれど、昨日TVで「遺品整理屋は見た」という番組があっていました。
(正式な題名は思い出せませんが)
芸能人が遺品整理の体験をするというものと、大原麗子さんの孤独死についてという2本立て。
まず、遺品整理業に関してはドラマ化されたり、書籍化されたりしていて御存知の方も多いでしょう。
主には高齢独居のかたが孤独死され死後数日〜数ヶ月経って発見される。
その後親類の方が色々な後始末に奔走するのですが、実の親子であっても大変な作業です。
ましてや遠い親戚や甥・姪、しかも遠方に住んでいたり生前の面識も全くなかった場合などには途方にくれて遺品整理の業者さんを頼ってこられるそうです。
その件数、TVに出ていた会社だけで、月に1500件だそうで、取材の合間にも電話が鳴り響いていました。
そして私が驚いたのはその年齢です。二十数%が、50代だったのです。あとは60代・70代・80代がそれぞれ20〜30%前後というところ。
現在、男性でも平均寿命は79歳です。50代ってまだまだ働き盛りですよね。
人は孤独になるとこんなに寿命が縮まるものなのでしょうか?
孤独死と言うと連れ合いをなくし子供がいない(近くにいない場合も含む)高齢の老人が一人暮らしの末なくなるというものだと思っていましたが
最近では高齢の独身者が爆発的に増えていて、そういう方々の孤独死が増えているのだそうです。
結婚出来ないのは仕方ないとしても死んだ後のこと位は考えておかないといけないかもしれませんね。
(遺品整理やお葬式の費用を準備して、お願いできそうな人や会社にお願いしておくなど)
そして亡くなった男性の部屋はゴミに溢れ、台所などは惨憺たる有様でした。
うあー、「ゴミ屋敷」だぁ・・・男やもめの部屋ってこうなる場合が多いよね・・・
死は何時訪れるかわからないものだから普段から綺麗にして置かないといけないよね。
彼らの仕事は単なる「遺品整理」に終わる事は少なく、体液のしみこんだ部屋の清掃や蛆虫の始末なども含まれる場合がとても多いそうで
場合によっては腐乱死体の現場に立ち会うことも少なくないそうです。
現在、男性は30代で4割近くの人が独身で40代でも5人に1人は独身、女性は30代の4人に1人以上が独身。
大変な仕事だけど、これからも需要が増えてゆく仕事なのだろうなぁ・・・。
特に都会は人間関係がドライなので数ヶ月も発見されないケースがあるのだそうです。
テレビに出ていた一人暮らしの男性が「自分もゆくゆくは孤独死するんかなぁ」って本当に寂しそうでした。
大原麗子さんも、女優時代は爽やかさと女の色気を併せ持つ、とても稀有な女性だったのですが離婚してからは人を遠ざけ精神的におかしくなっていったようで、だんだん突拍子もないような我侭(大御所を差し置いて自分を特別扱いをするようにと)を言い出し、周囲の人が一人、また一人といなくなっていったのだそうです。
やっぱり、つらい環境を生きる事になってもたった一人でいいから誰かと親交を築いておきたいものですね。
必ずしも異性ではなくても友人関係・血縁者などとも、たまには連絡を取って仲良くしておきましょう。
老後、独りぼっちにならない為にも・・・。